ご挨拶
りくぎえん皮膚科 院長の二神綾子(ふたがみあやこ)と申します。
皮膚は心身の状態を表す鏡。健やかな皮膚の状態を保つことで、活き活きと充実した生活を送ることが出来ますように、小さいお子様からお年を召した方まで、皆様の皮膚の健康維持のお手伝いができたら大変嬉しく幸いに存じます。
六義園(りくぎえん)は、当院の近くにある東京を代表する公園の名称です。
築山と広い池、春の枝垂れ桜、つつじなど四季折々の草花、樹木がおりなす優美な日本庭園で、江戸時代に造園されました。その後現在にいたるまで、脈々と大切に受け継がれてきた自然との調和を尊重した景観美は、日ごろのお手入れの賜物です。健やかな皮膚を保つためには、日ごろのお手入れが大事であることと共通しています。
今後共、地域に根ざした医療を心がけて参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。
当院のロゴマークも草花をモチーフに使っています。
~私が医師を目指した理由~
それは小児科医の祖母、皮膚科医の母と、二代にわたる女性医師が身近なロールモデルとしていたことです。彼女達がこつこつと長年築き上げてきてくれた女医としての姿が、今日の私の仕事に繋がっております。
~私が専門を皮膚科医に定めた理由~
私が入学した大学の附属病院の皮膚科教授は、その頃も今も、おしゃれでダンディな名物教授で、授業が大変面白く印象的でした。
皮膚の疾患は患者さんご自身も見ることは出来ます。しかし経験豊富な医師が診察するときの視る行為(視診)は、見るとは全く異なります。
皮膚疾患の形状や症状、部位から推測される疾患名や原因、ひいては患者さんの職業から趣味、日常生活まで言い当てる、名探偵ポアロさながらの神業的な視診と、適格な治療の見事さに、大学生である私は圧倒され、いっぺんで魅了されてしまいました。
最新の機器がどんどん開発されていく現代医療の中、視診という、強烈にシンプルで基本的な診断法が、最初から最後まで主戦力でありうる皮膚科の魅力に引き寄せられ、皮膚科を選択し、現在に至っております。
皮膚科の中でも皮膚病理診断を専門としたのも同じ魅力を感じたからです。
視診で予想される疾患の確認のために、皮膚科では比較的頻繁に皮膚生検や簡単な手術を行います。顕微鏡下でもミクロのレベルでの視診をすることで、さらに確実な情報となり、最終的な診断を得ることが可能になります。
どんなに医療が進んでも、人間の目で視て確認することが、最も安全で信頼できる医療行為ではないでしょうか。
当クリニックでも、適格な視診によって、患者さんと同じ情報を共有し、信頼関係を築き上げ、互いに協力しながら治療を進めていくことを心がけております。
経歴
1988年 | 私立雙葉高等学校卒業 日本医科大学入学 |
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1994年 | 日本医科大学卒業 日本医科大学付属病院 皮膚科入局 |
1999年 | 日本皮膚科学会認定専門医取得 |
2003年 | 日本医科大学皮膚科大学院学位授与(皮膚潰瘍の創傷治癒について) 日本医科大学皮膚科助教 |
2004年 | 日本医科大学皮膚科講師 皮膚病理、創傷治癒を中心に幅広い疾患の診断治療に従事 |
2010年 | 同大学を退職し日本医科大学皮膚科非常勤講師 東京セントラルパソロジー(病理診断業)皮膚病理診断医 中野小児科内科(文京区白山)非常勤医師 山崎皮膚科医院(千葉県千葉市)非常勤医師 |
所属学会・専門医
所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本皮膚病理組織学会
- 日本美容皮膚科学会
- 日本乾癬学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
- 日本小児皮膚学会
専門医
- 日本皮膚科学会認定専門医